工場簡易診断サービス
短時間の生産現場の見学から、生産現場の「ものづくりのスマート化」に向けた課題解決策と方向性を提示させていただくサービスです。
短時間の生産現場の見学から、生産現場の「ものづくりのスマート化」に向けた課題解決策と方向性を提示させていただくサービスです。
導入ステップ | 成功のポイント | 内容 |
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Step,1:スマート化の構想策定 | 経営者が強い意思を持ち、トップ主導で推進する | 経営課題の解決手段としてスマート化を理解し、経営者自らが強い意思を持ってトップ主導でスマート化を推進する。トップ自らアイディアを出すなど、継続して関与する。 |
スマート化の目的・目標を明確にする | 自社のビジネス戦略・課題=スマート化の目的を明確にし、目的の優先順位をつける。スマート化による投資効果を測定できる数値目標を設定する。 | |
スマート化の内容、対象範囲、レベルを明確にする | スマート化の内容や、スマート化の対象とする、ものづくりのプロセス、業務範囲、規模、レベル、コスト等明確に定義する。必要に応じて、外部の専門家などから助言を得る。 | |
責任、役割を明確にし、組織内で合意形成する | 初期の段階から、IT部門やユーザ部門など、組織内の関係者と目指す姿の共通認識を図り、責任や役割を合意形成して推進体制を構築する。 | |
データを提供する側にとってのうれしさを組み込む | 従業員が監視されていると感じないようにしたり、サプライチェーン上の企業にもメリットがあるようにしたり、管理する側とデータを提供する側がwin-winとなるうれしさを組み込む。 |
このお客様では、中期5か年計画にて工場部門の「生産能力1.5倍」および「生産リードタイム半減」を目標にプロジェクトが発足致しました。 そのような中、目標達成のための阻害要因明確化を目的に、まずは「工場簡易診断サービス」を実施されました。その結果、生産現場の現状を把握し、あるべき姿に 向けた革新的な目標設定とマイルストーンの明確化を行いました。
具体的には、(1)生産方式をPUSH型(押込み)からPULL型(後工程引取り)に変更し、物の同期化を図り工程内に溢れていた 在庫を大幅に圧縮致しました。 次に(2)分岐・合流で構成されている工程を安価な設備等も導入し、極力一直なシンプルな流れ(ライン)に変更し、遅れ・進みが見え易い工程としました。 更に(3)補助部材の管理に「かんばん」を導入し、在庫を切らさず必要最低限の補充発注の簡略化と適正在庫となる仕組みに変えました。 お客様では、現在も中期計画の達成に向け活動推進中です。