【連載コラム】ものづくりの現場改善のご紹介
ものづくりの現場改善 コラム一覧 ものづくりの現場に課題はつきものですが、いざ現場を改善するとなるとどこから手をつけてい…
ものづくりの現場改善 コラム一覧 ものづくりの現場に課題はつきものですが、いざ現場を改善するとなるとどこから手をつけてい…
ものづくりの現場に課題はつきものですが、いざ現場を改善するとなるとどこから手をつけていいかわからないという方も多いのではないしょうか? このコラムでは企業の仕組みづくりなどを支援している「ものづくりテラス」代表の林 芳樹(はやし よしき)さんが現場改善のノウハウを全11回に分けて伝授します。
第一回目のテーマは、「問題点、改善ポイントを顕在化させる力量を持つ」です。
日々行っている生産活動では、さまざまな問題が発生します。設備が停止した、不良品が発生した、などの場合、誰もが問題として認識して対策を実行するに違いありません。実は、問題はこのようにわかりやすいものだけではありません。日々行っている作業の中にも、問題だと気付かず何年も続けているものが数多くあります。
みなさんの工場でも下記のようなことが発生・・・・(続きはコラムをご覧ください)
第二回目のテーマは、「改善提案制度をうまく運用する方法」です。
今回は改善提案制度について考えてみましょう。
皆様の工場では改善提案制度がうまく運用されているでしょうか。私が改善活動を支援してきた企業には、提案活動が活性化されているところがあったり、提案がなかなか出ずに期末になると件数のノルマが課せられているところがあったりします。
なぜ改善提案が出てこないのでしょうか。まさか、現場作業者のスキルレベルが低いから・・・(続きはコラムをご覧ください)
第三回目のテーマは、「改善のステップ」です。
第一回目では「問題点・改善ポイントの顕在化させる力量を持つ」、第二回目では「改善提案制
度」を中心に説明してきました。
今回は、問題点や改善ポイントに対して、どのように改善に取組んでいくかを一緒に考えたいと思います。
ここでは事例をもとに進めた方が説明しやすいので、「○○製品の製造歩留まりが悪い」という問題点に着眼したという前提で・・・(続きはコラムをご覧ください)
第四回目のテーマは、「改善のノウハウ」です。
第一回目では「問題点・改善ポイントの顕在化させる力量を持つ」、
第二回目では「改善提案制度」、第三回目では「改善のステップ」を中心に説明してきました。
ここまでくると、改善活動も軌道に乗りそうです。しかし、なかなかそうたやすくいくものではありません。
いろいろなところで推進を阻む落とし穴が待ち構えています。では、どのような阻害要因が考えられるでしょうか。
今回は、改善を進める上での阻害要因を回避しながら、
改善を円滑に推進するために「人」とどう向き合うかをご一緒に考えたいと思います。・・・(続きはコラムをご覧ください)
第五回目のテーマは、「改善の取組み事例」です。
今回は改善の取り組み事例をご紹介します。 ある業務を改善する場合、自分自身がその業務のノウハウを持っていないため、改善を主導す ることができない・・・という先入観をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。改善や 改革がなかなか進まない企業があったとしましょう。不足しているのは業務ノウハウではなく、 改善や改革の進め方を主導できる人材ではないでしょうか。 今回は、その改善や改革を主導する手順を、事例を基にお伝えしようと思います。・・・(続きはコラムをご覧ください)
第六回目のテーマは「自律・成長する現場づくりの進め方」です。
今まで計5回にわたり、「問題点・改善ポイントの顕在化させる力量を持つ」、「改善のステップ」
などについて説明してまいりました。改善活動は、最初は盛り上がるのですが、その後、活動そ
のものが形骸化してしまうケースも少なくありません。
また、5Sや改善活動の発表会で「活動を進めているのは理解できるが、バランスシートの数値
に結果が表れてきていない」と指摘されることもあります。
継続し、かつ成果が出る改善活動は、現場が自ら能動的に活動して、推進するにつれて現場が
成長する進め方で生み出される、と私は考えています。
今回は今までのまとめも兼ね、その進め方について皆さんと考えてみたいと思います。・・・(続きはコラムをご覧ください)
第七回目のテーマは「問題解決能力を高める」です。
「せっかく対策を打ったつもりなのに同じ問題が再発する」という言葉をよく耳にします。
品質管理の要諦は「品質を高めて品質コストを低減させる」ことにありますが、この大きな阻害要因のひとつが「品質問題の再発」といえます。なぜこうしたことが発生するのでしょうか。
今回は事例を踏まえ、"再発防止するしくみづくり"を皆さまにお伝えいたします。・・・(続きはコラムをご覧ください)
第八回目のテーマは「改善を進める人材の育成、保有したいスキルⅠ」です。
前回まで改善制度や改善のステップなど、手法を中心に述べてきました。
しかし、企業にとってなにより大事なのは、改善を進める人材をいかに多く育て、常に改善・改革に取り組む社風を醸成することだと考えています。
これはかけ声だけで推進できるものではなく、どういう人材を育てるのか、その人材にはどのようなスキルが求められるのか、を明確にして取り組んでいく必要があります。
改善を進める上で、自部門内だけで進められるものは比較的容易かもしれません。しかし、歩留
り改善や、仕組みづくりが必要な問題など、全社を巻き込んでいく案件となるとなかなか難しい
ものがあります。そこで本章では、「自ら考え、周囲・他部門を説得し、問題解決する人材育成を
はかる」をテーマに考えてみたいと思います。
第九回目のテーマは「改善を進める人材の育成、保有したいスキルⅡ」です。
前回、「自ら考え、周囲・他部門を説得し、問題解決する人材育成をはかる」をテーマに求められるスキルとして、①問題発見能力をもつ、②データで会話する力を持つ、③全体最適化の観点から物事を捉える、④物の本質を捉えるヒアリング能力を持つ、⑤コミュニケーション能力を持つ、⑥説得力を持つ、の6項目をあげました。
今回のコラムでは、後半の3つを考えていきます。
第十回目のテーマは「改善に向けてコスト意識を醸成する」です。
製造業のみならず、どの企業も利益向上は最大の課題です。このためには従業員全員がコスト意識を持つことが何よりも大切ですが、現実は「原価意識がなかなか高まらない」、「至るところでロスコストが発生しているのにあまり意識していない」...という話があちこちから聞こえてきます。なぜそうなってしまうのでしょうか。
製造現場担当者のコスト意識を高めるにはどのようにしたら良いのか、今回はそれを考えていきたいと思います。
第十一回目のテーマは「経営者のあり方が改善・改革を阻止している」です。
自社の生産性を高め、利益を上げたい。これはどの企業経営者の皆様も考えていることです。
ただ「言うは易し」で、現実にはたいへんな努力を重ねながらも、なかなか成果が上がらないという企業も少なくありません。場合によっては、十年前とあまり代わり映えがしないとうところも見受けられます。最終回となる第11回では、なぜそのような状況になるのかを考えていきたいと思います。